大阪王将が考える
プロフェッショナルとは

前川 拓也
王将直営営業部
王将教育支援グループ マネジャー
フレンチレストランで調理経験を積んだ後、株式会社イートアンドフーズのレストラン事業部に入社。
その後、株式会社大阪王将に異動となり、店長や加盟店担当のスーパーバイザーを経て現職に就任。
大阪王将は独立して成功する確率の高い業態。
私は14年前にイートアンドフーズのレストラン事業部に入社したのですが、自ら希望を出して、グループ会社である大阪王将に異動となりました。なぜかというと、家族で大阪王将に食べに行ったときに、リーズナブルな価格でおいしい料理をお腹いっぱい食べられて、「この業態はすごく魅力的だ」と感じたからです。
大阪王将は他の業態に比べて、独立して成功する確率が高い業態だと私は思っています。中華という大衆向けの料理を扱っていて、日常的なシーンで気軽に使ってもらえるので、お客様に支持される確率も高いのではないでしょうか。
30日研修では、午前中に餃子を巻き、午後は調理実習。
独立支援制度を活用してスムーズに店を開業するためには、事前の研修が欠かせません。教育支援グループでは、東京都千代田区にある大阪王将の研修センターで、新人のための30日研修を行っています。9時から18時まで、実質25日間の研修です。大阪王将には「王将検定」という検定があり、1級から3級まであるのですが、店舗を始めるにあたっては2名以上の3級取得者が必要です。そのため、30日研修では3級取得に向けて、スキルを磨くことになります。
研修の内容は調理の実習がメインで、午前中に餃子を巻き、午後は調理の実習になります。まずは理想的な餃子がどういうものなのかを理解していただいた上で、そういう餃子を巻けるように、毎日トレーニングを重ねます。
それから、チャーハンや炒め物を始めとした約17種類のメニューについても、基礎からすべて教えます。クオリティの高い料理が作れるように、調理の手順やポイントなどもお話しします。
手先の器用さに自信がなくても、やる気さえあれば大丈夫!
餃子を巻いたり、中華鍋をふるったりというと、「自分は手先が器用ではないから、無理かもしれない」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。手先があまり器用でない方も、一生懸命練習をすれば、できるようになります。やる気さえあれば、調理の経験がなくてもそれなりにできるようになりますので、安心してください。
ただし、飲食業経験者の方が、店長になった後に続いている人が多いというのは事実です。それは、調理の仕事がもともと好きだということもありますし、飲食業は普通の仕事と比べて勤務時間が長いので、飲食業経験者の方がその点で慣れているというのもあると思います。
飲食の経験がない人が大阪王将の店舗を持ちたい場合は、その辺の大変さを覚悟した上で、よく考えて決心する必要があるでしょう。
料理の質にこだわり、常にホスピタリティを忘れない人が プロフェッショナル。
店長になって活躍しているのは、やはり自ら考えて行動することができる人ですね。「利益を出すために自分は何ができるか?」を考えて、それを実践できる方は、どんどん活躍しています。逆に、とりあえず言われたとおりに店をやっているだけの人は、あまりパッとしません。どんな仕事でも同じかもしれませんが、仕事に対する責任感があり、やる気があってがんばれる人だけが、成功できる世界です。
あとは、料理を作ることが好きだということも、大阪王将の店長として大事な要素ですね。当社の看板商品は餃子なので、お客様に常にベストの状態で餃子を出せる店長になってほしいです。
そのためには、餃子の巻き方ひとつでも、「少しでも手早くきれいに巻こう」と意識して、日々努力する姿勢が大切です。そしてもちろん、店舗を運営する上では、お客様へのサービス精神も忘れてはなりません。
料理にこだわりを持ち、きちんとしたクオリティのものを出すことができる人。そして常にお客様に対するホスピタリティを忘れず、なおかつ店舗の収益をしっかり生み出せる人が、プロフェッショナルと言えるのではないでしょうか。
大阪王将の看板を背負って独立することで、 着実に成功に近づける。
独立して飲食店を持つというのは、けっして簡単なことではありません。たとえ店を持っていても、このコロナ禍で続けられなくなった人もいることでしょう。「できるだけ生活の心配をせずに、自分の店を持ちたい」という人は、ただ闇雲に独立するよりも、大阪王将という看板を背負って独立した方が、着実に成功に近づけると思います。
もちろん、成功するためにはご本人のやる気や、料理に対するこだわりも必要です。その強い思いをもってチャレンジすることができる人なら、私たちは全力でサポートしていきます。
※役職はインタビュー当時の役職を記載しています。